9月2日から10月3日までグアムミュージアムで開催された「GINEFUTAO(ギネフタオ)展」は、チャモロ文化と海洋科学を融合させた体験型の展示イベント。アートを通して海との関係を見つめ直すきっかけとなる、グアムならではの魅力あふれるイベントでした。

展示会場はゆったりとした空間で構成されており、来場者が順を追って海の物語を理解できるよう工夫されています。英語が苦手な方でも写真やアートを通じて内容を十分に感じ取ることができます。

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太平洋の中心に位置するグアムと北マリアナ諸島は、世界で最も深いマリアナ海溝のすぐそば。この独特な自然環境が、グアムの文化と生態系を豊かに育んでいます。展示はチャモロ民族の創世神話Tinituhon(ティニトゥホン)をテーマにした作品が目を引きました。

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グアムでもおなじみのカラフルな魚、ブダイ(Parrotfish)はサンゴ礁の掃除役として大活躍しているそうです。彼らはサンゴを食べて生き、その排泄物から真っ白な砂を生み出します。グアムの美しいビーチはこのブダイなどの魚たちによって成り立っているというまさに島の環境に欠かせない生命の循環(サークル・オブ・ライフ)そのものですね。

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ブダイとチャモロの女性という二つのモチーフを融合させたこの作品では、女性の髪で編まれたという網が印象的でした。

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鮮やかな色彩で描かれたイルカやクジラのアートも目を引きます。こちらの作品は海の恵みと人間との調和、共存をテーマに表現されています。

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魚を捕るための伝統的な漁網「タラヤ」がアート作品として再現されています。昔ながらのタラヤの網はハイビスカスの繊維で編まれ手作業で何百もの結び目をつくりながら、狙う魚に合わせて様々なサイズに調整されていたそうです。

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魚の骨の標本は見ごたえがあり!その繊細な配置はまるで一つの芸術作品のようです。細部まで美しく組み合わされた骨格が自然の神秘を感じさせますね。

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ウミガメは世界中で数が減少しており、グアムの周辺でも同じような状況が続いているそうです。そのため、グアムでも積極的な保護活動が行われています。ウミガメと出会えることはとても貴重な体験ですが、彼らの命を守るためにも必ず静かに、そして遠くから見守るようにしましょう。

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グアムの海岸で回収されたゴミだけで創られた作品MAD MANTA(マッドマンタ)という作品は以前グアム・アート・エキシビット(通称GAX)でも展示されていましたが、近寄って見ると靴の底、車輪、ボトル、櫛、車のマットなど「こんなものまで捨てられているのか」と、私たちを取り巻く深刻な海洋ゴミ問題を痛感させられます。

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この展示を通してチャモロの伝統や物語、そして海との繋がりを再確認し環境への意識を高めることができました。機会があればぜひスマートフォンの翻訳機能を利用して、じっくりと作品を楽しむのもグアムで得られる特別な学びの体験となるでしょう。

 

 

<INFORMATION>

GINEFTAO : Understanding the Ocean, Honoring Our Home

ギネフタオ:アンダースタンディング・ザ・オーシャン・オナリング・アワホーム展

開催期間:2025年9月2日〜10月3日

場所:グアムミュージアム

入場料:無料