日本航空とホテル・ニッコー・グアムが主催する「航空教室inグアム」が2月20日(日)、空のことや飛行機のことを知りたい子供たちを招いて、ホテル・ニッコー・グアムで行われました。講師はボーイング777機長の田原キャプテン。世界中の空を飛び回る、日本航空のベテランパイロットです。

子供の頃から飛行機と動物が
大好きだったという田原キャプテン。

ホテル・ニッコー・グアムを会場に開催された初めての航空教室には、グアム在住の子供たちやホテル・ニッコー・グアムにお泊まりの旅行者が参加。田原キャプテンの自己紹介からパイロットになるまでのプロセス、トレーニングの内容、勤務時間内の様子などを2時間に渡って、スライドショーを見ながら分かりやすく説明してもらいました。

まずは田原キャプテンの自己紹介から。
小学1年生の双子のお子さんがいらっしゃるそうです。

日本航空では入社後パイロットになるために、
アメリカのカリフォルニア州ナパで訓練を受けるそうです。こちらは訓練で使われるシュミレーターの内部。
本物さながらですが、実は巨大なゲームのよう。

そのシュミレーターを外から撮影したのがこちら。
操縦すると景色や機体のバランスも変わり、
本当に機体を操縦している感じがするそうです。

フライト前にまず訪れるオフィスでは、
天候など飛行ルートに関するさまざまな情報が用意されているそうです。
右端に置かれた機械はアルコール探知機。
出発前にチェックしてから飛行機に向かいます。

パイロットが機内へ持ち込むバッグの中身には、
見慣れない不思議なものが沢山入っているようです。
しかし、多くの器材がコックピット内の
コンピュータに装着されるようになり、荷物は減る傾向にあるとか。

日本航空が保有する機体で一番大きいのがボーイング777。
田原さんは日本航空へ入社以来、
このボーイング777と747のパイロットを勤めているのです。

地球を断面から見た図を使って、
ジェット機の飛行高度とスペースシャトルの飛行高度を説明。
改めて、スペースシャトルの高度の高さに驚きました。

長距離の飛行が可能な、ボーイングが開発中の
次世代中型ジェット旅客機787、愛称「ドリームライナー」。
斬新なデザインが近未来をイメージさせます。
この機体が日本の空を飛行するのも近そうです。

ドリームライナーの内部。
会場からは「わ~、かっこいい!」という声が。

昨年10月には日本-グアム間のJAL就航が40周年を迎えました。1970年10月1日に日本航空による成田からの定期便運行が始まり、それが牽引力となりグアムの観光業が拡大し、今日に至ります。この数十年で、昔は主に新婚旅行先であったグアムですが、今はファミリーや友人と気軽に楽しく訪れることのできる「日本から一番近いアメリカ」としての旅行が主流になっています。

講習の後には田原キャプテンと一緒に記念撮影。
素敵な週末の思い出になりました。

次回の開催が決まりましたら、またWEEKLY GUAMでご案内しますのでお楽しみに!