グアムに暮らす日本人をルーツに持つ方々で組織されたグアム日系人会から「今年もKENDAMA大会開催しますよ!」とのお誘いをいただき、7月2日(土)、会場のグアムプレミアアウトレット(Guam Premier Outlets)に行ってきました。



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8歳以下の部門の決勝戦。 
練習通りにうまくできるかな?



KENDAMA大会の開催は今年ですでに3回目になるとのこと。日本けん玉協会の協力のもと、年齢別に5部門に分かれて行われた競技会の決勝戦と、日本から招いたワールドチャンピオンによるエキシビションが行なわれました。



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日本けん玉協会認定けん玉。



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13~16歳部門。
真剣な表情で課題の技に挑戦します。



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ワールドチャンピオンの大野さくらさんと
ジュニア部門チャンピオンの大野匠(たくみ)くん、
日本けん玉協会の副会長矢野博幸さん、
昨年のチャンピオン ビリー・ナバレッテさんが
審査員として参加者の技をチェック。



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昨年の大会チャンピオン、ビリー・ナバレッテさんも
2連覇を狙って出場です。



けん玉の歴史をご紹介すると、その起源についてはいろいろな説があるそうですが、現在世界各地にあるけん玉の多くは16世紀のフランスで遊ばれたビル・ボケ(Billeboquet)が伝わったものと考えられるそうです。日本に伝わったのは1777年頃で、現在の見慣れた形のけん玉は「日月(にちげつ)ボール」という名称で、大正末期に実用新案として登録されたものとのこと。その後日本けん玉協会が、けん玉の伝承を目的に1975年に創設されました。 (※日本けん玉協会HPより)
そんな歴史がある中で、日本の伝統的玩具として認知されているけん玉ですが、今回のイベントでは日本の文化を海外に紹介し交流しようという目的でグアムの日本国総領事館も開催に協力しました。

競技会とともにこの大会の目玉イベントとなったエキシビション。今回はけん玉ワールドチャンピオンを招待し、その華麗な技を披露してくれました。



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2015年のワールドチャンピオンとなった大野さくらさんは16歳の高校2年生。
弟の匠(たくみ)くんは13歳ですが、
2012~15年の間、4年連続でジュニア部門のチャンピオンになった実力者。



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音楽にのせて交互に大技を繰り出す小野姉弟。
姉弟ならではの息のあった演技。



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日本各地のけん玉イベントでは、
招待を受けて演技することも多いという大野さくらさん。
小柄な身体のさくらさんが繰り出す大技に観客たちも大興奮でした。




年齢部門ごとに優勝者が発表され、かわいいトロフィーが総領事館から贈られた上、26歳以上の部で優勝したビリー・ナバレッテさんと、17~25歳の部で優勝したマイケル・マタンギハンさんの2人は、7月16日(土)、17日(日)に大阪で開催される『ワールドオープンけん玉フェスタ2016( World Open KENDAMA Fest 2016)』に招待されました。



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8歳以下の部で優勝したトゥリスタン・タビラス君。
トロフィーを手にして大満足。



けん玉の教え「あせらず、あわてず、あきらめず」を忘れずに、来年ももっともっと上手になって大会を盛り上げてください!



<インフォメーション>

公益社団法人 日本けん玉協会:http://kendama.or.jp