昨年末から新規感染者の減少を保っているグアム。復興ガイドラインは1月18日(月)に長く続いたPCOR1よりPCOR2へ引き下げられ、2月22日(月)にはPCOR3へと移行しました。
グアム政府が設定した復興ガイドラインPCOR(Pandemic Condition Of Readiness)は4段階
PCOR 1 感染拡大防止の為の最大限の制限
PCOR 2 感染拡大防止の為の中程度の制限
PCOR 3 感染拡大防止の為の最小限の制限
PCOR 4 感染拡大防止の為の制限なし
PCOR3に引き下げられたことで緩和された主な規制内容は以下
・2月24日(水)よりバーの営業再開 (店内収容人数は他飲食店と同様キャパシティの50%以下となる)
・小売店などの商業施設では最大収容人数の75%までの営業が可能
・3月1日(月)よりノンコンタクトスポーツ(相手に接触しないスポーツ)競技が可能
自宅隔離へ移行
このまま低い感染者数の維持、ワクチン摂取の持続が順調に続けば、4月よりグアム在住者の帰島の際の隔離先を現在の政府指定ホテルより各自宅へ移行を検討していると発表。そこには変異種への水際対策の徹底や自宅隔離に当たっての新たなルールなど、課題は多くあるようです。
11ヶ月ぶりに映画館再開
グアムにある映画館は全てコロナの影響で休業していましたが、そのうちの一つマイクロネシアモールにあるタンゴシアター(Tango Theaters)がおよそ1年ぶりとなる2月5日(金)から営業を再開しました。館内の収容人数の制限や販売するフードやドリンクもメニューを見直すなど、映画館における感染予防対策に取り組んでいます。
ワクチンの現状
12月17日より開始した新型コロナウィルスの抗体ワクチン接種。グアムで摂取が行われているのはファイザー社とモデルナ社の2種のワクチン。
人口約16万5千人程のグアム(接種対象外の16歳以下の人口も含む)で2月23日(火)現在30,550人が初回摂取を完了し17,489人が2回目の摂取を完了しています。
グアム公衆衛生局がワクチン摂取の会場となる場所と時間を随時発表し、オンライン予約またはウォークインでの受付をしています。その他にワクチンの保管及び取扱いが認可された17のクリニックやファーマシー(薬局)で接種が行われています。
長きにわたりロックダウンが続いたグアム。ワクチン接種も進む中、経済活動そして観光再開に向け少しずつ少しずつ日常を取り戻しています。