美しいビーチに高層ホテル、人々で賑わうブランドブティックやレストラン。多くの方が想像する華やかなイメージは、リゾート地として発展してきたグアムが持つ魅力の一面でしかありません。この小さな島には、人々が育んできた文化があります。そんなチャモロ文化を気軽に知ることができる小さなカフェを発見しましたのでご紹介します。グアムならではのグッズをたくさん取り扱っているので、お土産にもピッタリなアイテムをゲットできますよ。

チャモロ語で「アリリン」と呼ばれる貝から作られたネックレス。 自然が作った模様がとてもきれい。 古代チャモロ人が普段の生活や行事の時に身につけていたそうです。

「バハキハット(bahakihut)」というこのカフェは、ハイスクールの同級生だったチャモロ人女性3人が集まり、この島にある伝統的な文化を人々へ伝えていこうと立ち上げたショップ。それぞれが別々の仕事を持ちながら、ローカルの若いアーティストの作品を積極的に取り入れるなどチャモロ文化にフィーチャーしたお店を作ろうと、2年ほど前から構想を重ねていたそうです。ドリンクや軽食もいただける上、古代チャモロ人たちの伝統的なアクセサリー、工芸品、Tシャツなどをディスプレーして販売しています。

三日月のシルエットが美しいこのネックレスは「シナヒ」と呼ばれる 「ジャイアントクラム(オオシャコガイ)」を削って作られたもの。 古代チャモロ人が着けていました。

「スポンディルス」という貝を使ったネックレス。 古代チャモロ社会では「ストーンマネー」と呼ばれ、 貨幣として使われていました。

チャモロ伝統アクセサリーの詳細についてはこちらから。 http://weekly.visitguam.jp/2010/09/post-117.html

こちらはバナナの樹皮や繊維をきれいに格子状に編み込んだボックス。 温かみのある自然な風合いで、小物やお菓子入れなどにも使えそうです

店内のあちこちにいろんなグッズがディスプレーされています。

チャモロ人のアーティストがデザインしたTシャツも販売。 子供から大人までサイズも豊富にあります。

カフェメニューとしては、サンドイッチ、パニーニ、ポップコーン、シェイブドアイス(かき氷)があります。「Health,Wellness,Culture(健康と文化)」がコンセプトというとおり、お店で提供するフードも身体にやさしいものばかり。 ポップコーンにはビタミンEを多く含むココナツオイルを使用し、サンドイッチやパニーニ、ラップの具材には栄養価の高い ほうれん草やスプラウトなどを用意しています。

ポップコーンのフレーバーは定番のキャラメルやチョコレートの他に、 ブルーラズベリーやグレープなどたくさんあります。

食材にこだわったフードもあるので、 お土産を品定めしつつのんびり一息つけそうです。 店内はWi-Fiが使用可能。

シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾートとオンワードビーチリゾートから徒歩圏内です。

人々の暮らしやチャモロ文化を知ることができれば、グアムが今以上に身近に魅力的に感じてもらえるはずです。街中の小さな穴場ショップも、ぜひチェックしてみてください。

<インフォメーション>

店名:バハキハット(bahakihut) 営業時間:月曜日~土曜日11:00AM~7:00PM / 日曜日11:00AM~6:00PM 定休日:日曜日(イベント開催時など不定期で営業) ロケーション:タムニング地区オカ ペイレススーパーマーケット裏 電話番号:671-647-4881