「ルイ・ヴィトン タモンサンズプラザ グローバルストア」でローカルアーティストの絵画展開催中！

私たち日本人は東日本大震災以降、改めて個人や企業の社会的責任について関心を持つようになりました。
個人にできる社会貢献と企業にできる社会貢献の内容は異なりますが、その一歩を踏み出すことの大切さは同じではないでしょうか？「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」は1854年の会社設立以来、それぞれの時代そして取り巻く社会問題に向き合い、支援の手を差し伸べてきました。ある時は貧困、医療、地球環境など、地球上で人々が安全に幸せに暮らせる社会の実現に貢献することで、ルイ・ヴィトンも企業姿勢について今一度考えることにより、独自の世界観を確立してきたのではないでしょうか？

今回のイベントのメインビジュアル「首長」という意味の
「マガラヒ（MAGALAHI）」と題された作品が
ブティックの正面に飾られています。

8月12日（金）から9月30日（金）までの日程でスタートした、ルイ・ヴィトン タモンサンズプラザ グローバルストアでのリック・カストロ氏による「アース・エレメンツ（Earth Elements）」新作絵画展。
自然界の生命力と不安定性を模索する色鮮やかな抽象画16点、グアムの自然を描いた風景画10点が、3フロアに及ぶブティックの全フロアに亘って展示されています。一年に一度開催されるルイ・ヴィトンの企画イベントには、グアムという島から発信すべき社会へのメッセージが込められています。

モダンで格調高いルイ・ヴィトンのブティックに
力強い自然の息吹が表現されたリック・カストロ氏の作品が
調和しているのに驚きさえ覚えます。

小さなコミュニティーや地域で活動するローカルアーティストは脚光を浴びにくく、社会的影響力に限界があります。しかし、地域の文化や歴史を受け継ぐローカルアーティストの活動は、そこに暮らす人々のアイデンティティを発信しているとも言えます。文化や自然、大切にすべき地球の多様性や地域の特異性を後世に残す手段でもあるのです。

グアムのルイ・ヴィトン総支配人エドワード・フォア氏を囲んで、
左がグアム政府観光局局長のジョアン・カマチョ氏、
そして右がリック・カストロ氏。

ルイ・ヴィトンは今回のイベントでも収益の一部を「グアム芸術人文科学協議機関（CAHA）」のマスターズプログラムへ寄付します。グアム芸術人文科学協議機関とは、グアム古来のチャモロ文化とその匠の技を次世代へ継承させることを目的に設立された準政府機関で、芸術活動に触れる機会の提供や芸術への認識を高める活動、芸術活動へのサポートを趣旨としています。マスターズプログラムとは、グアムの芸術や文化の永続化を図る個人や団体へ発行する交付金プログラムのことで、伝統文化の永続化に貢献している個人に対しては、正式に「マスター」という称号を贈っています。

グアム芸術人文科学協議機関に認定されたマスターである
「ブラックスミス（鍛冶屋職人）」のジャック・ルハン氏に、
グアム伝統のスタイルで目上の人を敬う挨拶を交わすリック・カストロ氏。

今回のイベントに新作絵画を提供したリック・カストロ氏はグアム生まれのチャモロ人。抽象画を専攻しペンシルベニア大学で美術学士号を、「ペンシルベニア・アカデミー・オブ・ファインアーツ」にて美術学修士号を取得しています。現在は生まれ故郷のグアムで芸術活動を続けながら、グアム大学で教鞭をとっています。また長年グアム芸術人文科学協議機関のメンバーでもあり、継承者の育成にも積極的に取り組んでいます。

吹き抜けの空間にディスプレーされる作品の数々。
幻想的な筆遣い、鮮やかな色がブティックに映えます。

リック・カストロ氏は風景画も多く手がけてきました。
南国の光が差し込み、緑が踊るように生き生きと表現されています。

「ファイアーダンス（FIRE DANCE）」と題された
60インチ（約1.5m）角の大作。
夜空に舞う炎とダンサーの躍動感が感じられます。

ルイ・ヴィトンという歴史ある一流ブランドのブティック内で催される新作絵画展では、グアム絵画界巨匠の新しい芸術にかける息吹を是非感じてください。

＜インフォメーション＞