グアムに訪れるほとんどの方が利用する場所、それが「グアム国際空港(Guam International Airport)」です。でも、「グアム到着後は空港からすぐに送迎バスに乗り込み、帰りは飛行機出発までの時間を空港でなんとなく待っているだけ・・・」という方も多いのではないでしょうか?
でも、ちょっと待ってください! ミクロネシアでは最大級の規模を誇るこの空港の中には、見逃さないでほしいスポットが数多くあるのです。今回はそんなグアム国際空港の、あまり注目されていないけれども、是非とも皆さんにカメラにおさめてほしいスポットをご紹介していきます。
こちらがグアム国際空港を正面から見たところです。
正面から見ると、チャモロ文化を象徴する謎の遺跡「ラッテストーン(Latte Stone)」が
デザインに取り入れられているのがわかります。
グアム国際空港がある場所は、グアム島のちょうど真ん中あたり。タモン地区のホテル街までは車で10分程度の、便利なロケーションにあります。また、ちょうど高台になっている場所にあるため、ホテル街やタモン湾を見下ろすこともできます。逆に、ホテル街からは離着陸する飛行機をかなり間近に、しかも頻繁に見ることができます。
グアム国際空港の建物(1枚目の写真の建物)から外に出たところ。
すぐ目の前に駐車場があり、
その先にはタモン地区のホテル街とタモン湾の美しい青色が見えます。
建物の正面にはグアムの準州旗と
アメリカ合衆国の国旗が掲げられています。
ここもおすすめの撮影スポットです!
(2階ロビー階・空港ビル中央正面)
巡回しているエアポートポリスに遭遇するかもしれませんよ。
グアム準州旗のデザインにちょっと似ているロゴマークがかわいいですね。
空港には、グアムを訪れる様々な国の方に対して、グアムの文化を紹介するための展示があります。たとえば、チャモロ人が作っていた「プロア(Proa)」と呼ばれる古代帆船。古くはカロフィラム(Calophyllum)」という、亜熱帯に生息する木で作られていたそうです。また、グアム島に多くいる「カラバオ(水牛)」のオブジェも何頭か置かれていますよ。
古代チャモロ人は星座の位置で方角を読みながら、
この帆船でミクロネシアの島々を行き来したそうです。
(2階ロビー階)
こちらはカラバオのオブジェ。ほぼ等身大で作られています。
(2階ロビー階)
空港建物の正面からすぐ出たところにある、2頭のカラバオのオブジェ。
おしゃれにペイントされていてかわいい!
ここも記念写真を撮るのにおすすめのスポットです。
(2階ロビー階・空港ビル中央外)
グアム国際空港の正式名称は「アントニオ・B・ウォン・パット国際空港」と言います。これは、1972年にグアムからアメリカ合衆国の下院代議員に初めて選出された「アントニオ・ボルハ・ウォン・パット氏(Antonio Borja Won Pat)」の名前から付けられました。空港内には彼を讃えるディスプレイや、グアム準州旗とアメリカ合衆国の国旗が掲げられています。
アントニオ・ボルハ・ウォン・パット氏に関する展示コーナー。
1948年にはグアム議会の議長を務めていました。
そして1972年から1984年までの6期、アメリカ合衆国の下院代議員を務めました。
(2階ロビー階)
グアム準州旗とアメリカ合衆国の国旗をこんなに間近で見られるのは
ここだけかもしれません。
(2階ロビー階)
他にも、空港内にはほのぼのとしたグアムのワンシーンを想像させる
壁画などもあります。
(2階ロビー階)
最後に、グアム国際空港の一番の見所、マリンライフアーティストのロバート・ワイランド氏が描いた巨大壁画をご紹介。航空会社のチェックインカウンターの上に掲げられています。南国の太陽の光が差し込むグアムの海底で遊ぶ、海の生物たちがいきいきと描かれています。
世界的にも人気がある、ロバート・ワイランド氏の作品がこちら。
出発前に、必ず見上げて下さいね。
(2階ロビー階)
グアムらしいスポットが意外とあるとおわかりいただけたでしょうか? 旅の行程の中で、ただなんとなく通り過ぎてしまうのはもったいないですよ! グアム旅行の際には、是非ともチェックしてみてくださいね。