メリッソ村 ピアパーク 今日は私が週末のドライブでよく訪れるメリッソ村の海沿いの公園、ピアパークをご紹介します。
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この広場では休日に誕生会や記念のパーティを盛大に開くローカルの家族も多いのですが、今日は毎年恒例の「フィエスタン・ターシ」という海のスポーツのお祭りで村の人々が集まっているようです。子供たちは桟橋横から海に飛び込んでキャッキャと遊び、若いお母さんたちが世間話をしながらそれを見つめています。
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目の前の海では、午後になってイベントの一つであるモーターボートレースがスタート。出場者はもちろん村のおじさんや若者たち。日常的にフィッシングでボートを活用している彼らの海の生活が伺い知れるほど、少年たちも慣れた手つきでお父さんのボートの準備を手伝っています。「ma-lesso」(たくさんのラビットフィッシュの小魚)というのがこの村の名の由来であるように、メリッソは昔から海とのつながりが大変強い村なのです。
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夕暮れ前には広場でのお祭りの夜店やバンド演奏の準備も整い、今年の村のリトルプリンセスたちも登場し始めました。このプリンセス、このイベントの開催資金調達のためにたくさん宝くじを売った家族の娘が勝者となるというもの。おじいちゃんやおばあちゃんは孫娘可愛さに、島中の親戚友人を頼って宝くじを売りさばきます。まさに大きな一族の多いメリッソ村ならではのお楽しみです。
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日が暮れると夜店に人が集まってきて、おもちゃや綿アメ片手に花火をする子供や、カードゲームに興じる大人の姿が見られ、ピアのお祭りの夜はゆっくりと更けて行きます。
実はボートの船着き場の前にひろがるこの広場は、昔は学校の校庭として使われていました。子供たちが放課後の魚釣りや泳ぎが楽しみで毎日授業中そわそわしたというこの素朴な広場は、今でも村の住人が集い昔の思い出を語り合う大切な場所。何も無い小さな公園、でも、素朴な自然の贅沢と土地の人々の日常に出逢える場所です。
メリッソ ピアパークは4号線沿いココス島行きボート乗り場の隣です。レンタカーなどを利用したグアム南部のドライブの際、気軽に立ち寄れます。