日本にある多くの高校、専門学校が修学旅行でグアムを訪れています。グアムは移動時間の短さや日本全国9都市からのアクセス、費用、治安面、時差の少なさといった面で他にはない大きなメリットがあります。それに加え、一年中ベストシーズンであることや異文化体験ができること、英語によるコミュニケーション力を養うという意味でも、とっても有意義な滞在が可能となります。そして最近顕著なのが、オリジナリティーに富んだ、ユニークな企画を実践している学校が増えていることです。今週は、修学旅行の高校生たちがチャリティバザーをやっていると聞いて、会場に駆けつけました。「マイクロネシアモール(Micronesia Mall)」のセンターコートを陣取る200人以上の高校生たちが、グループごとに日本から持ち寄ったアイテムを広げ臨時店舗を開店し、ローカルの買い物客に笑顔で接客をしていました!

マイクロネシアモールでチャリティバザーを企画した
兵庫県立川西明峰高等学校の皆さん。
秋の修学旅行に向けて、春から準備を進めてきました。
平和学習や自然学習の予備知識もたっぷり頭に入れて、グアムにやってきました。

チャリティバザーに出された品物は、各家庭で用意したそうです。
テーマは「日本の文化を感じさせる物」。
販売するにあたり、改めて日本の文化を認識した生徒も多かったようですよ。

こちらは、輪投げゲームを用意したチーム。
ゲームの点数によって、景品を出していました。
もちろん、景品も日本的な物です!

こちらは、ローカルの女の子に浴衣の着付けを行っていたチーム。
「回って」「手を上げて」と、英語でコミュニケーションを
取りながら、着付けを完成させていました。
とってもユニークで面白いですね!

チャリティバザーで販売される商品は、すべて$1均一。
お値打ち商品も多く、ローカルの買い物客が続々と訪れていました。

こちらの男性は、日本人形を$1でゲット!

こちらは、孫の手をそれぞれ購入されていたご夫婦。
奥様のバッグからは、チャリティバザーで購入したお箸セットや
風呂敷などが、どっさりと出てきました。お買い物上手ですね!

こちらは、書道が上手な生徒による毛筆書きの実演コーナー。
通りすがりの買い物客に、メッセージを添えてプレゼントしていました。

センターコートで出店、接客を行なう日本の高校生たち。
開始の2:00PMから2時間ほどで、約$456.50の売上げを達成!
売上金はすべて環境保全のために、グアム農業局に寄付されました。

海外に出て、改めて日本の文化の素晴らしさを理解する、と言いますが、
今回の生徒さんたちは品物選びの段階から日本文化に向き合い、
改めて気付いたり学んだりしたことも多くあったようです。

「アサン ガアンポイント」を、平和学習の一環として訪れた生徒たち。
かつてこの地で起きたことを学んで来た生徒たちにとっては、
当時に思いを馳せる感慨深い訪問になったことでしょう。

「太平洋戦争記念館(War in the Pacific National Historical Museum)」を訪れた生徒たち。
趣向を凝らしたユニークな展示や内容に釘付けになっていましたよ。

こちらは、生徒たちが一番楽しみにしていた
オーシャンジェットクラブでの一コマ。
バナナボートやジェットスキー、カヤック、ビーチバレーなどの
マリンスポーツを存分に楽しみました!

日本ではライセンスが必要となるジェットスキーも
グアムでは手軽に挑戦することができます!

平和学習のほかに、グアムの自然の美しさについても事前に学んできた生徒たち。
オーシャンジェットクラブでのマリンスポーツ体験の後は、
ビーチに落ちているゴミを拾いながらホテルへ戻りました。
アクティビティ体験のみならず、清掃活動に取り組んだことで
改めて美しく豊かな自然を実感されたことでしょう。

旅の最後を締めくくったのが、デデド村のオコド高校との交流学習。
折り紙をしたり、ゲームをしたりなど
グアムの同世代の生徒さんたちと触れ合う貴重な体験となりました。

グアムの高校生は明るくとってもフレンドリーです。
片言の英語でも、あっという間に親しくなっていました。

仲良くなってきた頃には、もうお別れの時間。
「英語がもっと話せれば、もっと親しくなれたのに。」と
思った生徒さんたちも、多かったに違いありません。

平和、自然、異文化、国際感覚など、子供たちがグアムで学べることは数多くあります。そして、グアムでは学校ごとの修学旅行のニーズに応えるユニークなアレンジや対応力が魅力です!今回の兵庫県立川西明峰高等学校の皆さんのように、自然環境保護のためにできること、としてチャリティバザーを企画したり、グアム大学での講義に参加したり、大学の寮生活を体験したり、職場体験をしたりなど、実に様々な企画を実現することも可能です。皆さんの企画次第で、一生思い出に残る素敵な修学旅行を作り上げることもできますよ!