47年の歴史がある「グアムシンフォニーソサエティ(Guam Symphony Society)」。ホリデーシーズンを祝うクリスマスコンサートや子供向けのクラシックコンサートを行ったり、グアムの若手ミュージシャンを発掘するコンペティションを催したりと、クラシック音楽が身近に楽しめるステージを長年に渡り主催しています。
グアムシンフォニーソサエティは毎年10月から翌年5月までの8ヶ月間活動しており、サンドキャッスル グアムで開催された5月14日(水)、そして5月18日(日)の今シーズンを締めくくるファイナルコンサートでは、グアム在住のオペラ歌手を招いて世界的に有名なオペラをチャモロ語で披露するという、斬新で素晴らしいコンサートが行われました。
「ア・ナイト・アット・ザ・オペラ(A Night at the Opera)」
と題された今回のコンサートでは、
グアム在住のシンガー6名がゲストとして迎えられ、
オペラの名曲を披露してくれました。
こちらはヨー・シラト氏。グアムで日本語を教える高校の先生です。
毎夜、ダイナミックなアクロバットが繰り広げられる
サンドキャッスル グアムのステージですが、
この日はさらに厳かな雰囲気に包まれました。
ガエターノ・ドニゼッティ作曲のオペラ「愛の妙薬」のアリアを歌う
アンドリュー・グマタオタオ氏。甘い歌声に魅了されました。
団員の顔ぶれは実にユニーク。
弁護士や先生、高校生など様々な年齢や職業の方が
音楽を通してボランティアや社会貢献活動を行っています。
指揮者はステファン・ベナルズィック氏。
マサチューセッツ州の出身で、現在はグアム大学で教鞭を執っています。
5月14日(水)のガラコンサートは$85、5月18日(日)のマチネコンサートは$20。
マチネコンサートでは、子供連れの家族や学生の姿も多く見かけました。
レオ・ドリーブ作曲のオペラ「ラクメ」をデュエットで披露した
ニナ・テルラヒさん(左)とクリスティーン・パマさん(右)。
世界的に有名なオペラの名曲は"オペラは初めて"という観客にも親しみやすく、
1時間半のコンサートは素敵な時間になったことでしょう。
オーケストラ、コミュニティーの合唱隊、
そしてオペラ歌手の方々をゲストに迎えた「ア・ナイト・アット・ザ・オペラ」は
観客の大きな拍手で幕を閉じました。
グアムシンフォニーソサエティは毎年10月より新シーズンを開始します。そして11月に入るとグアムはホリデーシーズンを迎えますので、例年、このホリデーシーズンに合わせた選曲で野外コンサートを開催しています。
グアム政府観光局のウェブサイトでは、このようなグアムのイベントスケジュールを随時掲載していますので、事前に目を通してグアム旅行計画の参考にしていただきたいと思います。来島時には是非南国流の多彩なイベントを楽しんでくださいね。
<インフォメーション>
名称:グアムシンフォニーソサエティ(Guam Symphony Society)
ウェブサイト:http://www.guamsymphony.com
Facebook:https://www.facebook.com/pages/Guam-Symphony-Society/440389875996408