WEEKLY GUAMでは様々なグアムの魅力を取り上げており、その中でメイド・イン・グアムの商品も沢山ご案内してきました。しかし7月下旬に開催されたイベント「グアム・エクスポート・トレード・ショー(Guam Export Trade Show)」に足を運んでみると、雑誌などでも紹介されている有名なチョコレートブランドから出た新商品、昨年誕生したグアムのオリジナルTシャツブランド、ローカル女性が心を込めて手作りしたアクセサリーなど、まだまだ皆様にご紹介出来ていない興味深い商品が数多く出品されている事を発見しました。今回はその一部をご紹介します。
こちらは唐辛子入りの特製ジャム「ピカジェリー(Pika Jelly)」 などを作る「ル・タシ・ベーカリー(Le Tasi Bakery)」。 お土産としても人気のある、メイド・イン・グアム商品です。
このイベントを開催したのは「グアム経済開発局(Guam Economic Development Authority)」。文化の継承や生活レベルの向上、ビジネス開発などを支援し、グアムに健全で安定した経済をもたらすことを目的に設立された公的機関で、以前ご紹介した「メイド・イン・グアム」の物だけに付けることが出来る「グアム・プロダクト・シール(Guam Product Seal)」を運営しているのも、グアム経済開発局です。
「グアム・プロダクト・シール」についての詳細はこちら。 http://weekly.visitguam.jp/2014/01/post-427.html
今回のグアム・エクスポート・トレード・ショーで、私が初めて出会った商品はこちら「アメリカン・チョコレート・ファクトリー(American Chocolate Factory)」の新商品です。
試食が用意されていたので食べてみると あるようでなかった、新しい美味しさの発見でした。
左上から順に、クルミ、アーモンド、マカデミアンナッツ、マシュマロ、クランベリー、ライスクリスピーと、6種類あります。チョコレートがナッツとの相性が抜群なのはご存知の通りですが、グアムの人が大好きなマシュマロやライスクリスピーとのコンビも負けない美味しさです。クランベリーも酸味とチョコレートの甘さが絶妙です。お土産にもなる食料品や雑貨を探すのにお勧めな「Kマート(Kmart)」で販売されているそうですので、チェックしてください。
「Kマート」についての詳細はこちら。 http://weekly.visitguam.jp/2013/07/k-1.html http://weekly.visitguam.jp/2013/06/k.html
こちらは、Tシャツブランド「ガッボ(GATB0 CLOTHING)」です。昨年秋に誕生したばかりということでまだそれほどショップには出回っていませんが、もしどこかで見かけることがあれば、是非お土産に購入してみてくださいね。
グアムのアイコンがデザインされており、 お土産にもお勧めのTシャツです。
ブランドのキャッチコピーが「AWE INSPIRING GUAM(グアムに敬意を示して)」とあるように、カラフルなTシャツには、グアムにしかいない絶滅種の島の鳥「ココバード(Ko'ko' Bird)」、先祖の霊「タオタオモナ(TAOTAOMO' NA)」の木と呼ばれているガジュマルの樹、チャモロ文化を代表する巨石遺跡「ラッテストーン(Latte Stone)」の他、魚などが格好良くデザインされています。
「ガッボ」についての詳細はこちら。 http://gatboclothing.com
チャモロ語の絵本は既に沢山出版されていますが、こちらはこの夏出版されたばかりの新しい1冊です。タイトルは「イ・パッゴン・ニ・トゥマズック・ディスティー・グアハン・エスタ・ルタ(I Patgon ni Tuma'yok Desde Guahan Esta Luta)」、英語では「The Boy Who Leaped to Rota(ロタに跳んだ少年)」と訳され、ストーリーはチャモロ語と英語で書かれています。巨石遺跡ラッテストーンに見立てた、元気いっぱいのチャモロの少年が主人公です。
こちらが、そのチャモロの絵本です。
作者は教師として、またアーティストとして活躍する、ダウン・レイジェス(Dawn Reyes)さん。アメリカ人の女性ですが、1998年にグアムに住んで以来チャモロカルチャーに関心を寄せ、チャモロカルチャーやグアムの伝説を描いた作品を数多く残しており、ヨーロッパでも展覧会を開いています。
ローカルイベントなどでよく見かける、こちらのような動物のかわいい帽子や洋服も、グアム・プロダクト・シールが付いています。
ハンドメイドの子供用ドレスなど、子供心だけでなく 親心もくすぐるかわいい商品が並びます。
こちらのかわいいアイテムを作っているのは、ジェーン・トンプソン(Jayne Thompson)さんという女性の方。"グアムの子供たちに何か自分でできることを"と始めたのが、裁縫や編み物で子供たちの服を作ることでした。今では「イッツ・ソー・ジェーン(it's SEW jayne)」というスモールビジネスとして、ローカルイベントに出店しています。毎週水曜日の夜に「チャモロビレッジ(Chamorro Village)」で開催されるナイトマーケットにも時々出店しています。毎週出店しているわけではないので、出会えればラッキーです!
こちらの方がジェーン・トンプソンさん。 イベント会場でもリズミカルな手さばきで帽子を編んでいました。
「イッツ・ソー・ジェーン」についての詳細はこちら。 https://www.facebook.com/ItsSewJayne
美しいガラスで作られたネックレスやブレスレッドなど、思わず手に取ってみてしまうこちらの素敵なアクセサリーは「ゲット・ア・グロウ・オン・ネックレス(Get a glow on Necklaces)」という、時々ローカルイベントで見かけるショップの商品です。
グアムのスモールビジネスとして登録しており、そして グアム・プロダクト・シールのメンバーでもあります。
"商品"というより"作品"と言った方がいいほど、色の組み合わせが素敵です。これらを作っているのは、なんと御年80を余裕で超えるシャーリー・ブリドラー(Shirley Bridler)さん。この女性、現役アーティストとしてジュエリーを作る他、水彩画も書くんです!繊細でファンタスティックな絵は、とてもその年齢を感じさせない素晴らしい作品で、こちらもローカルイベントなどに出店しているようです。
細やかな色づかい、繊細なタッチ、そして豊かな想像力で 少女の柔らかな雰囲気を見事に表現しています。
左の方が、シャーリー・ブリドラーさん。 ゆっくりお話しすることはできませんでしたが、 指先の器用さはまだまだ健在のようです。
今年で3回目となるこのイベントは「アガニアショッピングセンター(Agana Shopping Center)」で開催されていましたが、残念なことに人出はまばら。色々なお菓子の試食が出来たり新しい商品に出会えたりと、ローカルにもツーリストにも楽しめるイベントなのに、もったいなく感じました。今回のWEEKLY GUAMで、ツーリストの皆様のお土産の参考、そしてグアムメイドの商品の発見に役立てていただければ嬉しいです。