グアム政府観光局主催の「グアム ココハーフマラソン&駅伝リレー(Guam Ko'Ko' Half Marathon and Ekiden Relay)」。毎年10月に開催され、日本から参加するランナーの中には常連メンバーも多いほど日本人ランナーにも人気のイベントです。
今年は10月19日(日)に開催され、2,065名のランナーがエントリー。内訳はハーフマラソン(21.0975km)に1,145名、4人1チームで20.2kmを走る駅伝には231チームの計920名。その内、日本人はハーフマラソン283名、駅伝116名。姉妹レースの『佐渡トキマラソン』、『日刊スホーツ 豊平川マラソン』からも招待選手が参加されました。
その他、台湾、香港、フィリピン、北マリアナ諸島、オセアニア地域、韓国など7カ国からも参加があり、インターナショナルなイベントとなりました。

完走したランナー全員がもらえる完走者メダル。
ほぼ毎年デザインが変わり、今年はシックな色合いに。

ハーフマラソン、駅伝ともスタート、ゴールはガバナージョセフフローレスメモリアルパーク(イパオビーチパーク)。まだ真っ暗な午前4時頃から続々とランナーが集まってきます。それぞれがウォーミングアップをしたり、仲間とリラックスしてスタート時間を待ちます。

そしていよいよ5時。まずはハーフマラソンがスタート。レースが始まりました。

午前5時、1,000名を超えるランナーが一斉にスタート。
上位が予想されるランナーの後に、完走をめざすランナーが続々と続きます。
その15分後には駅伝の第一走者がスタート。
マリン・コア・ドライブ沿いのタムニングにあるセンチュリープラザまで
片道約2.5kmの道のりを往復する一人約5kmのコースです。
(photo courtesy of Expressions Studio)
10月のグアムの日の出は6時過ぎ。
5時30分を過ぎると東の空がピンクに染まり始めます。
駅伝ランナーが中継地点に次々と戻ってくる5時40分頃
ハーフマラソンのトップランナーが折り返し地点を過ぎたと
アナウンスが入りました。
トップランナーは日本人のようです。
ハーフマラソンはタモンを出発してタムニング、
ハガニアを通過し、グアム政府オフィスがあるアデラップ岬を
超えたところが折り返し地点となります。
景色の美しい海沿いのコースです。
こちらがハーフマラソンンの折り返し地点。
ここからゴールに向けて走り去ったランナー
トップ5は全員日本人です。
沿道にはプラカードを持った応援隊も登場。
ランナー全員に声援を送ります。
午前6時頃、警察のバイクに先導され
タムニングまで戻ってきたハーフマラソントップランナーは
昨年の優勝者、河原井司さん。
1時間13分30秒、河原井さんがそのままトップでゴール。
今年で2回目というココハーフマラソンで連覇!おめでとうございます!
毎年4月に開催される
「グアム・インターナショナル・マラソン(Guam International Marathon)」にも
初回から参加しているそうです。
今までハーフマラソン、10kmレースを走り、3回目となる来年に向けて
現在種目を検討中だとか。
4月のレースの走りも楽しみな、河原井さんです。
(photo courtesy of Expressions Studio)
女性トップランナーも日本人で上谷聡子さん。
こちらも2連覇!
日本人のダブル2連覇です!
(photo courtesy of Expressions Studio)

その後も次々とランナーが帰ってきますが、6位まで全員日本人という快挙!以降もローカル選手を交えながら上位のほとんどを日本人ランナーが独占!今年も昨年に引き続き、日本人が素晴らしいレースを展開見せてくれました。

駅伝では1時間24分34秒でチーム「テリヤキ・ボーイズ(Teriyaki Boys)」が優勝。こちらのメンバーにもグアム在住の日本人ボーイズが名を連ねています。在住日本人にとっても、日本からやってきたランナーや家族、友達にとっても大盛り上がりの今年の「グアム ココハーフマラソン&駅伝リレー」。表彰式では日本人の名前が次々と呼ばれ、賑わいました。

絶滅が危惧されているグアムの鳥
ココバード(Ko'Ko' Bird)の「チェルー」と
新潟県で懸命の繁殖・保護活動が行われているトキの
「サドッキー」の共演
(photo courtesy of Expressions Studio)

また、表彰式では姉妹レースの『佐渡トキマラソン』代表団の花角英世 新潟県副知事より『新潟県知事賞』がハーフマラソンの優勝者に贈呈され、キャラクター「サドッキー」とともに、グアム島民に新潟の 魅力をPRしました。同じく姉妹レースの『手賀沼エコマラソン』からの賞品や、メインスホンサーのユナイテッド航空からの航空券なと、ランナーへの賞品も盛りだくさんでした。

表彰式の会場となったガバナージョセフフローレスメモリアルパークにはランナーのためにドリンクや軽食が用意され、グアムの文化を体験してもらおうと、伝統工芸ヤシの葉編みコーナー、ココナツデモンストレーションなども行われました。またランナーの疲れを癒すクールゾーンも設けられていました。

炒飯、パンケーキ、ソーセージ、フルーツなどが
ランナーには無料で振る舞われました。
ミストで火照った体をクールダウン。
ランナーのケアも万全です。

今年も日本からたくさんのご参加、ありがとうございました!
来年の「グアム ココハーフマラソン&駅伝リレー」もぜひご参加くださいね。皆様の素晴らしい走りを楽しみにしています。

グアムの友好都市、千葉県柏市から企業で毎年参加
している「三協フロンティア」。
ハーフマラソン、駅伝とも素晴らしい走り、
チームワークを見せてくれました。
こちらは日本から来た駅伝チーム。
初めて参加した方から、すでに5回目というベテランまで。
ランニング仲間だそうです。

2015年4月12日(日)には「第3回グアム・インターナショナル・マラソン」が予定されています。
フルマラソン、ハーフマラソン、10km、5kmの4種目があり、幅広いレベルの人が参加できるようになっています。
こちらも毎年たくさんの日本人が参加し、素晴らしいレースを展開しています。
専用ツアーも出ていますので、ぜひみなさんもご参加くださいね!

<グアム・インターナショナル・マラソンの情報はこちら>
https://www.guaminternationalmarathon.jp/

<グアム・インターナショナル・マラソンの専用ツアー情報はこちら>
http://www.visitguam.jp/tour/tour_planning.html/