日本でもすっかりお馴染みのイベントとなったハロウィン。元々は古代ケルトの暦で1年の終わりである10月31日にケルト人が秋の収穫を祝い、同時に悪霊などを追い出す宗教的な意味合いの行事でした。しかし現在では宗教色は薄れ、大人から子供までユニークなコスチュームと、キャンディーなどのお菓子集めを楽しめるイベントとして定着。グアムでも毎年この日は至るところで、日頃はできない奇抜な衣装を身につけた人に出会うことができます。
今年のハロウィンは金曜日。夜になるとショッピングセンターは例年以上に多くの人出で賑わい、各家庭ではデコレーションされた家の庭で賑やかにパーティーが開催されたようです。

「ポールスミス(Paul Smith)」のスタッフもこの通り。
マリオたちに変身してノリノリでお客様を迎えていました。

この日はどこへ行ってもコスチュームを着た人たちでいっぱいでした。世界の一流ブランドブティックが揃う「タモンサンズプラザ(TUMON SANDS Plaza)」でもスタッフの方たちがかわいい衣装で迎えてくれました。日本から来たツーリストたちは「さすがグアム!高級ブランドのスタッフもこんなことをするなんて!」とびっくりしていましたよ。

こちらは「バレンシアガ(Balenciaga)」と「ジバンシー(Givenchy)」のスタッフ。
怪獣と黒猫姿でお客様にキャンディーを配っていました。
素敵なスマイルに誘われてお買い物してしまいそう!
「フルラ(FURLA)」のスタッフも思い思いのコスチュームで登場。
ショッピングも盛り上がりますね。

残念ながら撮影NGが出てしまいましたが「クロエ(Chloé)」のスタッフの方たちもとっても素敵でした!市販のコスチュームに頼りがちですが、彼女たちはカツラやカチューシャ、メイクで、世界でただ一人の姿をお客様と一緒に楽しんでいました。

こちらは子供たちのデイケアで行われたハロウィンパレードの様子。主役は子供たちと思いきや、お父さん、お母さんもがんばっています!

お父さんはスパイダーマン、お母さんはプリンセスに変身!
肩や胸が本物そっくりに筋肉隆々!
リアルなスパイダーマンは子供たちに大人気でした!
こちらのガイコツの周りも常に子供たちの
群れに囲まれていました。
日本人のお母さんだって魔女やネコに変身!
恥ずかしがらず、この日は
楽しまなきゃ損ですよね!
ホテル内を歩き、各ポイントで
コスチューム姿の先生に
お菓子やおもちゃをもらいます。
こちらはアメリカの人気ヒーロー、
スーパーマンとキャプテン・アメリカに変身した兄弟。
おもちゃをもらって大喜びです。

「マイクロネシアモール(Micronesia Mall)」、「グアムプレミアウトレット(Guam Premier Outlet)」、「アガニアショッピングセンター(Agana Shopping Center)」では毎年この日の夜「トリック・オア・トリート(trick or Treat )」を開催しています。「トリック・オア・トリート」とはハロウィンで使われる決まり文句。直訳すると「悪戯されるか、お菓子をあげるか、どっちがいい?」。つまり「お菓子をくれなきゃ悪戯するよ!」という意味。これを言いながら各家を回り、子供たちはお菓子を集めるのがこの日の一大イベントです。ショッピングセンターでは各店を回りながらお菓子をもらいますが、集まった人たちのコスチュームの楽しいこと!

「トリック・オア・トリート」が始まる2時間前から
すでにセンターコートには人がいっぱい!
たくさんのお姫様、アメリカンヒーロー、アニマル、てんとう虫やミツバチなどが
開始を待っています。
やはり主役は子供ですよね。
一年に一度だけ許される憧れの
豪華プリンセススタイル。

以前のウィークリーグアムでもご紹介しましたが、ハロウィンに不気味なコスチュームやデコレーションが見られるのは、この日訪れる死者の霊から身を守るため、いわば魔除けのためと言われています。気持ち悪い格好をした人たちもたくさんいましたよ。

全身真っ黒なマントに身を包み、
不気味な笑いを浮かべるガイコツ。
魔除けのはずのこの姿の方が怖いかも?!
服装は普通ですが、
長い髪と髭がちょっと気持ち悪い。
魔除けならこちらの「スワット(S.W.A.T.)」が
一番頼りになるかも?!

この後、各店を回ってお菓子をもらい、最後にはコスチュームコンテストも開催され盛り上がったようです。

今年もハロウィンが終わり、すでに11月。ホリデーシーズンが本格的にキックオフ。これからはクリスマスに向けて島中が盛り上がります。ウィークリーグアムでもどんどん楽しいイベントを発信していきますので、どうぞお楽しみに!!