グアム島南部に位置し、グアムの原風景が今なお残る イナラハン村(Village of Inarajan。古代チャモロ語での表記はInalåhan)。古代チャモロの文化を今に伝える「グアム歴史村 イナラハン・ゲフパゴ公園(Guam Historical Village at Gef Pa'go Park in Historic Inalajan)」や、スペイン統治時代の面影を残す建造物が残る歴史保存地区もあり、グアムの長い歴史を肌で感じることが出来る数少ないエリアです。 そんなイナラハン村で創作活動を続けるのはバティックアーティストのDr.ジュディ・フローレス(Dr.Judy Flores)さん。アーティストであると同時にイナラハン村の歴史遺産保護活動も積極的に押し進めるなど、グアムの芸術、及び文化面で多大な功績を残している女性です。 今回はジュディさんが月に1回開催している「バティック・ワークショップ」に招待していただきました。その模様をお届けします。
お天気のいい週末の午後、訪れたのはジュディさんのご自宅。周りを豊かな緑に囲まれた静かな庭に、生徒さんが10人程集まりました。
「バティック(Batik)」とはろうけつ染めのこと。溶かした液体のろうで布などに絵や模様を描き、色を載せていきます。ろうで描かれた部分には着色しないので、色を付けた後には描かれた絵や模様が表れます。
今日の生徒さんは、私のように全くの初心者から、すでに数回参加している方などさまざま。まずはジュディさんが自分の作品を用い、手順を説明してくれました。
このワークショップは月に1回開催されています。もしスケジュールがあえばグアム旅行の記念に参加してみてはいかがでしょう。ワークショップは英語のみですが、ろうけつ染め自体の手順は簡単ですし、皆さんはとても親切にしてくれるので心配は無用。ローカルの人たちとの交流などもとても素敵な思い出になると思いますよ。
<アーティスト・Dr.ジュディ・フローレスさんについて、また彼女の活動についてはこちら> http://weekly.visitguam.jp/2010/05/post-80.html http://weekly.visitguam.jp/2011/08/dfs-3.html
<「バティック・ワークショップ」情報>
■開催日時:2014年11月22日(土)、2015年1月17日(土)、2月21日(土)午後1時〜4時 ※12月の開催はありません。2015年3月以降の日程は未定です。 ■料 金:$55(作品4枚分の材料費込み。作品はお持ち帰りいただけます) ■申 込:ウェブサイト(http://guambatikgallery.com)または「フレームド.エトセトラ・ギャラリー(Framed, Etc. Gallery)」(671-477-7873)まで