去る1月18日(日)、マイクロネシアモール(Micronesia Mall)のセンターコートでは年に一度の「ボランティアフェア(Volunteer Fair)」が開催され、ボランティアの機会を探す人達で賑わいを見せていました。
ウィークリーグアム(WEEKLY GUAM)で紹介してきたイベントの多くもボランティアによって支えられているものがほとんどです。グアム政府観光局主催のイベントも例外ではありません。グアム ココハーフマラソン&駅伝でランナーに水を配る人、バスに乗り込み参加者を誘導する人など、ほとんどがボランティアでイベントに参加しているのです。ボランティアさんたちは「社会奉仕」という気負いはなく、新しい友達を作ったり、知らない世界に触れてみることを楽しみながら参加しています。とっても自然に「自分にできることをする」といった気軽さで、週末や空き時間を利用して活動しているようです。ボランティアフェアの人気の高さからもわかるように、グアムは陰ながら微力ながら社会に貢献したいと願う個人の力が大きな労働力となり行政サービスの隙間を埋めたり、グアム島挙げての大イベントを数多く成功させています。当たり前のように自分の暮らす社会に手を差し伸べる、島民だれもがそんな気質を備えるからこそ、グアム島全体がほのぼのとした温かさで包まれているのだと感じます。
15団体のブースが参加していました。
ステージでは各団体の活動を紹介する出し物が行われていました。
それぞれの団体の活動内容の説明に真剣に耳を傾けていました。
グアムの高校生の多くが勢力的にボランティア活動に参加します。
登場すると子供達があちこちから集まってきました。
アーティストもボランティアでの参加です。
自分の得意とする分野を活かすボランティアも沢山あります。
子供達にもわかりやすく、楽しみながら学ぶことができました。
おもちゃやドリンクの売り場、ゲームコーナーの手伝いに
多くの高校生ボランティアが参加しています。
「グアム ココキッズラン」(Guam Ko'ko' Kids Run)には地元の人達が
花輪づくりの体験コーナーなどで参加。
ゼッケンの配布など、多数のボランティアが活動しています。
のウォーターステーションを運営するのもすべてボランティアのみなさんです。
(Guam's International Coastal Cleanup)では、
高校生を中心に仲間を募って参加していました。
日本でも20年前の阪神淡路大震災以降ボランティア意識が高まっているようですが、社会福祉ボランティア先進国のアメリカでは、年齢や社会的地位に関係なく、主婦でも年配の方でもごく普通にしかも日常的にボランティア活動に参加しています。その割合は日本の倍以上とも言われ、子供達も家族とともにさまざまなボランティア活動を行っています。グアムでイベントに参加する際には、地元もボランティアさんの楽しそうな様子にも目を向けてもらえればと思います。ボランティアさんもまた、日本から来るみなさんとの交流も楽しみにイベントに参加しています。