今、若者を中心に日本では「けん玉」が流行っているようですが、実はそのブームの火付け役はアメリカの若者だと言われていることはご存知ですか？日本で古くから子供たちに親しまれてきた「けん玉」。一時は子供用玩具としてマイナーな存在になってしまっていた玩具が、数年前からアメリカのストリート系の若者たちの間で大流行り。そしてそれが1、2年前に日本に逆輸入され、日本でのブームを巻き起こしていると言われています。ここグアムでも今、「けん玉」が大ブーム。子供から大人までKENDAMA にはまっています。
KENDAMA熱はますますヒートアップしています。
アガニアショッピングセンター（Agana Shopping Center）内にある「けん玉」ショップ「グアム・ダマ（Guam Dama）」。アメリカのアリゾナ州にいたグアム出身のトーマス（Thomas）さんがアメリカのブームに目を付け、グアムでオープンしたグアム初で唯一の「けん玉」専門ショップです。
カウンターだけの小さなお店ですが、そこに並ぶのは実にカラフルでアーティスティックなKENDAMA。
木製の持ち手に赤い玉、という日本人の常識を覆した商品でいっぱいです。
こんなポップなKENDAMAは、初めて見ました！
こちらはタトゥアーティストによるものです。
玉部分にタトゥの模様が入っていたり、何かの顔でしょうか、彫り物がしてあります。
もちろん1点1点手作りなので、世界に1つのオリジナル品です。
全体にポップなデザインが描かれたものなど
こちらもグアム在住のアーティストが手がけました。
グアムの海、サンセット、グアムの古代帆船プロアが描かれています。
これはもう子供のおもちゃではなく、
アーティストが手掛けたインテリアですね。
非売品です。
グアムにある遺跡、ガダオケーブに残された壁画が描かれています。
お話しを聞かせていただいたのは午後2時過ぎ。しばらくすると学校帰りの子供たちがぞろぞろとお店にやってきました。そして何人かの子供たちはバッグからKENDAMAを取り出し、他の子供たちは「TRY ME（お試しください）」と書かれた店頭の商品を手に遊び始めました。
遊ぶ子供たちでいっぱいに。
自己流で練習に励んでいるそうです。
昨年11月頃、友達がしているのを見て自分も始めたそうです。
「次の誕生日プレゼントはKENDAMAってお母さんと約束しているんだ」と
うれしそうに話してくれました。
3カ月とはいえ、なかなかの腕前です。
オーナーのトーマスさんはKENDAMAをもっとグアムで普及しようと、さまざまな試みに挑戦しています。
昨年12月に行われた「ケンダマソン（KENDAMATHON）」もその1つ。デモンストレーションやコンペティションが行われ、参加者、見学者合わせて300名ほどが集まったそうです。
また事前に、学校に寄付し、参加者を募るポスターを学校に貼らせてもらったりしたそうです。
「子供にとってKENDAMAはとてもいいおもちゃだと思う。家でテレビゲームをしているよりよっぽどいいし、集中力も高められるしね。それに年齢に関係なく家族全員で楽しめるのがいいね」とその魅力について話してくれました。
ご自身もKENDAMAの魅力に惹かれ、昨年8月にこのお店をオープンしました。
さて2月にも「ケンダマソン」が予定されています。腕に自信のある方、グアムで「けん玉大会」に参加してみませんか。
デモンストレーションは正午から午後2時まで、
コンペティションは午後3時から5時までです。
参加される場合、申し込みは「グアム・ダマ」にて2月5日（木）まで。
費用は無料（ラッフルチケット1枚付き）と
$15（オリジナルTシャツとラッフルチケット2枚付き）があります。
昨年夏にはグアム・プレミア・アウトレット（Guam Premier Outlet）が「日本けん玉協会」の協力の下、「GPOけん玉コンテスト（GPO KENDAMA CONTEST）」も開催され、デモンストレーション、けん玉教室、コンペティションが開催されました。今グアムで旋風を巻き起こしているKENDAMAに今後も注目していきたいと思います。
＜インフォメーション＞
店名：グアム・ダマ（Guam Dama）
営業時間：月曜日～土曜日10:00AM～8:00PM 日曜日10:00AM～6:00PM
定休日：なし
ロケーション：ハガニア地区 アガニアショッピングセンター内
住所：302 South, Route 4 Suite 118 Agana Shopping Center, Hagatna, Guam 96910
電話番号：671-989-8273
URL：http://www.aganacenter.com
