地元の新聞パシフィックデイリーニュースが毎年10月に発表するピカベストオブグアム(PIKA BEST OF GUAM)。イタリアンや日本料理など各国の料理、ファミレスやドライブスルーなどビジネス形態、さらにはBBQやケーキなどのアイテムごとにタイトルがあり、その種類は多種多彩。ベストジャパニーズレストランには「ジョイナス・けやき(Joinus Keyaki)」、ベストバーガーには「メスクラ・ドス(Meskla dos)」、ベストイタリアンに「カプリチョーザ(CAPRICCIOSA)」とお馴染みの店名が並びます。その中でふと目に止まったのがベストケラグエンのカテゴリーの『チェサグアム(Chesa Guam) 』。聞き覚えのない店名でしたが、ローカルには評判になっているお店ということが判明。場所がタモン地区から少し離れたバリガダ地区にあるため、ご紹介が遅れてしまいましたが、週末のランチにようやくチャンス到来、チェサグアムを訪れてきました。

<ケラグエンとは?>
レッドライスに次ぐチャモロ料理の定番メニューで、日本の肉じゃがと同じくらい、チャモロの家庭の中ではポピュラーな一品です。 味は日本の酢の物系のおつまみにそっくりな、酸味の効いたさっぱりとした味が特徴です。前菜やサイドディッシュとして、フィエスタを始めとする家庭料理に登場します。

ウィークリーグアム初登場のチェサグアムでは
ビーフ、チキン、海老、クラム、たこ、魚など多彩なケラグエンメニューがあります。
その日の入荷状況で常に3種類程度は品揃えしています。
この日、ショーケースに並んでいたのは
チキン、クラム、海老、ビーフケラグエンの4種類。
横にはホームメイドのキャロットケーキがありました。
右からビーフケラグエン$6、海老ケラグエン$7、
クラムケラグエン$7。
チキンケラグエンはラップ$3.50とカップ$5で売られています。
ラップはサンドイッチ感覚で手軽に食べることができます。
ホットアイテムのショーケースにはエンパナーダ(Empanada)。
スペイン発祥の食べ物でグアムでは独自に進化し、
トウモロコシの粉で作った皮の中には、チキンライスなどが入っています。
毎朝11時から閉店する午後8時までオーダーできるランチプレート。
この日はBBQリブとスモークポーク、スモークビーフの3種類。
BBQリブプレートが$9.25。
スモークポークとスモークビーフそれぞれの1品プレートが$10.25。
2チョイスなら$12.50です。
ドリンクメニューも充実しています。
コーヒー、フラッペ、シェーク、スムージーなどのメニューが掲げられています。
一番人気はタピオカ入りのバブリーシェーク。
アボカドやタロなどローカルフレーバーも人気です。
チェサグアムは
アンタランミドルスクール(Untalan Middle School)の近くということもあり、
平日の朝は登校前の学生達や
出勤前のビジネスマンで賑わいます。
ダイニングエリアにはソファ席もあり、
ゆったりと寛げ、フリーWi-Fiも完備しています。
放課後になるとラップトップコンピュータ持参の
学生達が訪れるそうです。
カウンターに置かれた大きなトロフィーは
マンギラオ村で毎年開催されるトウガラシ祭、
ドニフェスティバル(Doni Festival)で受賞した
2013年度ベストカドンピカ賞のものでした。
こちらはホームページに掲載されているフードメニュー。
ドニフェスティバルで、2013年度ベストカドンピカ賞に輝いた、「カドンピカ」とは
グアムの家庭料理で、ピリ辛の煮込み料理の事です。
カドンピカは火曜日にはビーフ、水曜日にはチキンがメニューに加わります。
チェサグアムはルート10沿い、
タモン地区からはルート16を通り、ルート10に入ります。
すると右手にクラウンベーカリー(Crown Bakery)があり、
その500mほど先にチェサグアムが見えてきます。

「美食の島」として知られるようになったグアムで食したいのは世界の味を提供する絶品レストランとグアムの郷土料理『チャモロ料理』。スペイン、日本、アメリカ、アジア各国のテイストが混ざり合い長い年月をかけて独自の進化を遂げてきました。醤油や酢を多用する料理が多いので日本人の口にも合いやすいですよ。世界でここだけのグアムの郷土料理を是非ご滞在中にお試しください。

<インフォメーション>

店名:チェサグアム(Chesa Guam)
営業時間:月曜日~金曜日6:00AM~8:00PM / 土曜日11:00AM~8:00PM
定休日:日曜日
住所: 241 San Vicente Drive, Route 10, Barrigada, 96913 Guam
ロケーション:バリガダ地区 ルート10 アンタランミドルスクール斜め向かい
電話番号:671-734-7601