2月8日(月)のチャイニーズイヤーで、先週から盛り上がりを見せていたグアム。そんな中、古代のチャモロ暦でも2月8日(月)に新年を迎えました。毎年チャモロ暦の新年に開催される「チャモロ・ルナ・カレンダー・フェスティバル(英語:Chamorro Lunar Calender Festival / チャモロ語:Gupot Fanha'aniyan Pulan Chamoru)」、今年は2月6日(土)に開催されました。
2月8日(月)のチャイニーズイヤーで、先週から盛り上がりを見せていたグアム。そんな中、古代のチャモロ暦でも2月8日(月)に新年を迎えました。毎年チャモロ暦の新年に開催される「チャモロ・ルナ・カレンダー・フェスティバル(英語:Chamorro Lunar Calender Festival / チャモロ語:Gupot Fanha'aniyan Pulan Chamoru)」、今年は2月6日(土)に開催されました。
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いまのグアムは乾季。
この日も乾いた風が心地良い晴天に恵まれました。
「ルナ」とは月を意味します。古代チャモロ人にとって月はとても大切な存在でした。月の満ち欠けや潮の満ち引きで季節や時間を読み、生活を営んでいたから。このチャモロの暦で新年を祝うのが「チャモロ・ルナ・カレンダー・フェスティバル」です。チャモロ暦のスペシャルなカレンダーも配布され、今年も大勢の人が集まりました。
会場となったヒルトングアムリゾート&スパ(Hilton Guam Resort & Spa)横にあるチャモロカルチャーセンター(Sagan Kotturan Chamorru)を訪れると、さっそく、チャントの歌声が聞こえてきました。チャモロダンスショーが開催されていたのです。
「ルナ」とは月を意味します。古代チャモロ人にとって月はとても大切な存在でした。月の満ち欠けや潮の満ち引きで季節や時間を読み、生活を営んでいたから。このチャモロの暦で新年を祝うのが「チャモロ・ルナ・カレンダー・フェスティバル」です。チャモロ暦のスペシャルなカレンダーも配布され、今年も大勢の人が集まりました。
会場となったヒルトングアムリゾート&スパ(Hilton Guam Resort & Spa)横にあるチャモロカルチャーセンター(Sagan Kotturan Chamorru)を訪れると、さっそく、チャントの歌声が聞こえてきました。チャモロダンスショーが開催されていたのです。
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チャモロダンスグループが順番にダンスを披露。
古代のコスチュームに身を包んだアンシェントスタイルから、
カラフルな洋装で軽やかなステップを踏みながら踊るスパニッシュスタイルまで
チャモロダンスをたっぷり鑑賞。
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この会場は高台にあるので、タモン湾やその向こうにある
恋人岬まで一望できます。
晴天に恵まれたこの日は、湾内の浅瀬のエメラルドグリーンと
リーフ外側の紺碧のコントラストがとても美しく輝いていました。
チャモロカルチャーセンターにはいくつかの建物があります。アーティストの作業場であったり、作品を販売していたり。現在ハガニアに建設中のグアムミュージアムの仮展示施設もあります。
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このカラフルな建物がグアムミュージアムの仮施設。
中には古代使用されていた漁具やプロアと呼ばれる帆船の模型、
ラッテストーンのレプリカなどが展示されています。
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小さなスペースに凝縮されて
チャモロカルチャーやグアムの歴史を展示しています。
月~土曜日の午前11時~午後6時まで営業しています。
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他の建物ではこのイベントのためにさまざまな展示がありました。
こちらは毎年このイベントに登場する
「ウェスタン・パシフィック・リージョナル・
フィッシャリー・マネージメント・カウンシル
(The Western Pacific Regional
Fishery Management Council)」のブース。
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こちらにはグアムに伝わる
民話や伝説を紹介するコーナー。
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葉編みのデモンストレーションもありました。
ヤシの葉で器用に編み込まれたこれらの雑貨は、
古代のチャモロの暮らしには欠かせないものでした。
外のブースではアーティストによる作品の販売、グアムメイドのお土産品コーナーなどが賑わっていました。
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カムズ(Kamyu)と呼ばれるココナツを削る道具です。
本体にはラッテストーン、ココナツクラブなど
グアムらしいデザインが施され、
焼き色で美しい風合いを出しています。
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お馴染みの動物の骨や貝でできたアクセサリー。
こうして見るとさまざまなデザインがあり、かわいいですね。
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ラッテストーン、その上に立つハットと呼ばれる住居など
こちらはすべて動物の骨でできています。
マスターカーバー(Master Carver)の
グレッグ・パンゲリナン(Greg Pangelinan)氏の作品です。
チャントをBGMにお馴染みのBBQを食べ、美しい景色を見て、ローカルイベントならではののんびりとした時間の流れを感じた1日。ここ数年、私のコレクションと化してきたチャモロ暦のカレンダーも手に入れました。今年は「Kustumbren Pumeskan Tåsi yan Tåno'(Fishing and Hunting Traditions、伝統の漁猟や狩猟)」をテーマに、子どもたちの生き生きとした絵がカレンダーに添えられていました。
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こちらはチャモロ暦のカレンダー。
毎年グアムの子どもたちがテーマに沿った絵を描いています。
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月の満ち欠けとともに生活を営んでいたという古代のチャモロ人。
カレンダーには、月齢や潮干が記されています。
特に新年を祝う地域の行事このイベントぐらいですが、チャイニーズイヤーの賑わいも手伝って、少し気持ちを新たにした1週間。2016年のグアムも盛り上がっていきますよ!
<過去のチャモロ・ルナ・カレンダー・フェスティバル」の記事はこちら>