マイクロネシアモール(Micronesia Mall)、恋人岬(Two Lovers Point)、週末の朝だけ開催される朝市(Flea Market)などツーリストにお馴染みのスポットのいくつかあるのが、グアム島北部に位置するデデド(Village of Dededo)。グアムの村の中でも、一番広い面積を占めます。ツーリストが訪れる観光地というよりも、ローカルの住宅地が多い地域です。朝市以北ではグアム・インターナショナル・カントリー・クラブ(Guam International Country Club)やジーゴ(Village of Yigo)にある南太平洋戦没者慰霊公苑 、スターツグアムゴルフリゾート(Starts Guam Golf Resort)以外は、ツーリストがレンタカーを借りてまでこの村がある島の北部を訪れる機会はあまりないかもしれません。
そんなデデドからビッグニュースが届きました。なんとアメリカのフランチャイズレストランがオープンしたのです。ここ数年、グアムでは次々とアメリカのフランチャイズレストランが登場していますが、そのほとんどがタモン、タムニング、ハガニアに集中。そんな中、突如デデドの中心地にオープンしたこの新スポットは、その名もビレッジ・イン(Village Inn)。たっぷりとご紹介します!
日本にはまだ未上陸のビレッジ・イン。第1号店は1958年コロラド州デンバーに「ビレッジ・イン・パンケーキ・ハウス」としてオープンしました。焼きたてのバターミルクパンケーキ、新鮮な卵を使った卵料理、ジューシーなベーコンやポットでサーブされる薫り高いコーヒーなどの朝食メニューをメインにスタートし、その美味しさは瞬く間に評判となりました。フランチャイズの第1号店はオープンからわずか3年後の1961年。1980年代にはランチやディナーメニューを充実させ「ビレッジ・イン」と改名。現在はアリゾナ、テキサス、フロリダなど全米に200店舗以上を展開しています。
ビレッジ・インの名物メニューといえば18種類にも及ぶパイやケーキ。店に入るとまず目に飛び込んでくるのが、たくさんのフードが並んだショーケース。イートインのほか、ホールでの販売もしており、折しもこの日はイースター。家族や親戚が集まるパーティー用に買って行かれる方が多かったようです。