レンタカーなどで車を走らせるとココナツやパパイヤなどが至る所で実をつけている様子を見る事が出来る、緑が豊かな南の島グアム。昔からグアムでは島に生息する植物を使用し、体の免疫力を高めたり、その効用を利用し病気の改善に役立てたりしていました。アロエベラが乾燥肌を改善し傷口の治りを早くするといった自然療法は、日本でも知られていますよね。
今回はグアムの植物とそれが持つヒーリング効能について学べるツアーをご紹介します。
グアムでは昔から自生するハーブなどを調合し、病気の人を癒す力を持つ人がいたと伝えられています。その特別な力を持つ人をスペイン語で薬草治療師という意味の「スルハナ(女性)」や「スルハヌ(男性)」と呼びます。管理人のネルソンさんはその特別な能力を持つ、選ばれしものスルハナとして現在も自生する植物やハーブなどを調合し、それを
必要とする人への治療に役立てています。スルハナやスルハヌの持つ技術や手法は語られることがなく、長い間神秘のベールに包まれていましたが、ネルソンさんはこのツアーを通してチャモロ社会に古代から受け継げられてきたものを継承していこうとしています。知っていれば損は無い自然がもたらすヒーリング効果を教えてくれるこちらのツアーはデデド村にあるアモットファーム(Amot Farm)で行われています。公共のアクセスはありませんので、タクシーかレンタカーを利用すると良いでしょう。
ツアーにかかる時間は約一時間。野外でのツアーのため帽子や日焼け止めなどの日焼け対策はもちろん、お水などをあらかじめ用意しておきましょう。お子さま連れの方はスナックを持参しても良いそうです。