島の南へドライブへ向かう途中に通る事が多いパゴベイ(Pago Bay)。グアム東海岸のほぼ真ん中に位置する湾で、地元の人はこの周辺地域を含めパゴベイと呼びます。タモン地区からタロフォフォ方面へ向かう道のり、ハガニアやマンギラオ地区の街の喧騒を抜けパゴベイエリアへ入ると、途端に静かな南の田舎町の雰囲気へと変わります。
今日はそんなパゴベイで見つけたローカルテイスト満載のストアをご紹介したいと思います。
一見何のお店か分からない外観ですがテンダンインダ(Tendan Inda)の店名が。Tendanはチャモロ語でストアやマーケットを意味します。
街中で見かけるストアと比べるとなんだか可愛らしい外観!
グアムでは日本のようにお惣菜から日用雑貨まで何でも揃っているコンビニエンスストアはありませんが、ママ&パパストア(Mon & Pop Store)と呼ばれる小さなストアがたくさんあります。その多くは家族経営で、家族の名字やストアがあるストリート名や地名が店名となって親しまれています。
外観と同じく白と黒を基調に、棚やフロアーはウッド素材。
一般的なママ&パパストアよりちょっとおしゃれな店内です。
毎朝地元ベーカリーで焼かれるパンにポトゥ(Potu)と呼ばれるなお米が原料の真っ白な蒸しパン、グアムでスシと呼ばれるスパムなどが巻かれた海苔巻が並びます。
その他にもトウモロコシの粉で作った皮の中にレッドライスやチキンが入っているエンパナダ(Empanada)やスープ類も。
朝立ち寄る人のほとんどがこれらの朝ごはん目当てに訪れています。
ちょっとだけ食べたいお腹を満たしてくれる「ショット」と書かれたミニカップご飯。
ライスの上にはチャモロの煮込み料理やスパニッシュソーセージが乗っています。
ここでのショットはショットグラス並みの小ささからネーミング!
焼き菓子コーナーももちろんローカルメイド。
ココナツクランチクッキーやスモアクッキーは、最近地元で人気のパティー・ケーキベーカリー(Patty Cakes Bakery)からのもの。
こちらは唐辛子を使った調味料などを販売するローカルジャーク(Local Jerk)のディナンシェとビーフジャーキー。
ディナンシェとはグアムオリジナルの辛味ペーストで、お肉や魚、サンドイッチやスパムおにぎりの隠し味としてグアムでは欠かせない調味料の一つ。
そのディナンシェ味のビーフジャーキーはグアムでしか味わえない一品です。
他のストアでは見たことのないディナンシェが並びます。
唐辛子がハチマキを巻いているパッケージのものはビーガンディナンシェ。
中央のグリーンのものはジャングルディナンシェ。
どちらもどんな味か気になります。
多くの朝ごはんやローカルメイドが並ぶテンダンインダですが、通常の食料品や日用品も並びます。
グアムの紋章がデザインされたボクシンググローブのキーホルダーとグアムのアイコンたっぷりのマスク。
どちらもお土産に最適!
4号線に位置するテンダンインダ。
写真上は4号線をハガニア(Village of Hagatna)方面から、又はマンギラオ(Village of Mangilao)を通る10号線から4号線へ経由して来る道。
写真下は4号線をジョーニャ(Villege of Yona)方面からの道。
この日買ったのはこちら!
左はビビンカ(Bibinka)と呼ばれるチャモロパンケーキ。材料には米、そしてトゥバ(Tuba)という椰子の木から作られたグアム産椰子酒が入っています。米特有のモチっとした食感、ほんのり香るトゥバ、初めての味のパンケーキでした。
真ん中はスパニッシュソーセージショット(Spanish Sausage Shots)。ミニタバスコが可愛すぎて買いました!薄切りにして焼かれたソーセージとご飯は数口で完食しましたが、小腹は満たされました!
右はグアムローカルなら誰もが知っているであろうミスターブラウンシリーズの新商品、ブラジルコーヒー。
家の近くにあったらなと真剣に羨ましくなったテンダンインダ。是非南部ドライブへお出かけの際にはリアルなローカルテイストを味わいにテンダンインダへ立ち寄ってみてください。
<インフォメーション>
店名:テンダンインダ (Tendan Inda)
住所:1063 Charan Kanton Tasi, Pago Bay
ロケーション:パゴベイ地区
電話番号:477-7246
営業時間:月曜~土曜 6:00AM~9:00PM 日曜 7:00AM~7:00PM
定休日:なし
URL: https://www.instagram.com/tendaninda/