新型コロナウイルスについて、ここ数か月は新規感染者数がめっきり少なくなっていたので細かな数字の報告はしてきませんでしたが、5月15日(土)時点で以下のようになっています。

■感染者数累計:8,091人

■死者数累計:139人

■新型コロナウイルス エリア リスク スコア(Covid Area Risk Score) :0.6

グアムでは長らく非常に低い感染率を維持し、死者も出ていませんでしたが、4月後半からクラスター発生などにより感染者数が増加、死者数も増加しています。また変異株も確認されていますが、エリア リスク スコアは低い数値を保っており、引き続きマスク着用などの感染対策を徹底しながら各規制も緩和されています。

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4月末に観光業再開の2週間延長を発表したグアムですが、5月14日(金)、グアム政府は検疫免除の条件として新型コロナウイルス陰性証明の提出ではなく、ワクチン接種完了証明の提出へ変更することを発表しました。こちらは5月15日(土)から施行されています。入島時にアメリカ食品医薬品局(FDA)が承認するワクチン接種完了の証明書を提出するとともに、最終ワクチン接種日(2回接種が必要な場合は2回目の接種日)から2週間経っていることが検疫緩和の条件となっています。

同時に、ワクチン接種の対象年齢を12歳まで引き下げること(5月13日から施行)、集会の人数を最大100名にまで緩和すること(5月15日から施行)などが発表されました。

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さて、最近グアムでよく聞かれるのが「ワクチンツーリズム」という言葉。ワクチン接種が順調に進んでいることから、アジア地域に住むアメリカ人がグアムに来てワクチン接種をできるようにするというもの。接種するワクチンの種類によってはグアムに長期滞在が必要で、ホテルやレストランの利用を見込んでの計画です。

南国でのバケーションを目的とする観光客ではなく、アジアに近いアメリカグアムでワクチン接種を目的とする来島者を呼び込むことで、日本のワクチン接種が本格化するまでなんとか持ちこたえたいところです。

日本航空が成田-グアム便を9月末まで運休することを発表するなど日本人観光客にとって明るいニュースは見えてきませんが、グアムのビジネスオーナーたちは日本人の来島を心から待ち望んでいます。ウィークリーグアムでは引き続きコロナ最新情報お届けするとともに、ワクチン接種後にはグアムに飛んでいきたくなるような楽しい情報をお届けしていきます。