手塚プロダクションの公式イラストレーター、またフリーランスの漫画家・イラストレーターとして活躍し、グアムをこよなく愛するつのがい氏。現在グアムで初となる彼の個展「つのがいグアム個展(TSUNOGAI SOLO EXHIBITION on GUAM)」が開催されています。グアム渡航歴十数回、長い時では1〜2か月滞在するというグアム通のつのがい氏が描くグアムを存分にお楽しみください。

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個展の会場となっているのはグランドプラザホテル(GRAND PLAZA HOTEL)の1階。入場は無料ですので、興味のある人は誰でも訪れることができます。

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つのがい氏が手塚プロダクションの公式イラストレーターとして絵を描くようになったきっかけはとってもユニーク。派遣社員時代、会社の宴会芸のために手塚治虫氏のブラック・ジャックの模写の練習をスタート。その下書きをツイッターにあげ始めたところ瞬く間に拡散されたとか。それが手塚プロダクションの目に留まり、公式イラストレーターになったそうです。

彼の作品を見ているとキラキラした大きな瞳の昭和感がとても懐かしく、ほっこりさせてくれます。

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また、作品には南国グアムの要素がたくさん散りばめられていて、いかに彼がグアムのファンであるかと見て取ることができます。イラストレーターらしく「彩度が高い」と表現するグアムの空、海、植物の色。クリアで美しい空気を通して見るとそのモノ本来の色を見ることができ、自然の絶妙なグラデーションや濃淡がイキイキと描かれています。

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そしてグアムを代表するアイコンがいっぱいのこちらの作品。皆さんはいくつ見つけられますか?
ココバード、赤いシャトルバス、恋人岬のハート型の南京錠。それだけではありません。奥に見える景色はタモン湾に並ぶホテル群、そして砂浜にはグアムでおなじみのゲッコー。さらに、これがわかればかなりのグアム通!ヤシの木の周りに飛ぶ青色が美しい蝶、こちらもグアムのジャングルやビーチでよく見かけるものです。

他にも各作品にグアムが散りばめられています。これは人気ハンバーガーショップのメニュー?これはあの人気のインスタスポット?なんて考えながら作品を楽しんでくださいね。

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さて、最後に紹介するこちらは、今回の個展のために描き下ろされたもの。日本とグアムを融合させた、グアムの人にとっても嬉しくなる作品。関取の化粧まわしにはヤシの木が、女性の髪飾りにはグアム島の花ブーゲンビリア、帯にはヤシの葉が描かれています。

個展ではグッズ販売もあります。ポストカードをいくつか並べると素敵な部屋のインテリアになりそうです。また作品集には制作過程のものを見ることができ、素人目にも興味深いものです。

個展は3月末まで開催されていますので、ぜひグアム旅行中に立ち寄ってみてください。

 

つのがいグアム個展(TSUNOGAI SOLO EXHIBITION on GUAM)
会場:グランドプラザホテル(GRAND PLAZA HOTEL)
開催期間:2023年1月21(土)〜3月31日(金)
開館時間:12:00PM〜7:00PM
休館日 :なし

つのがい氏について
漫画家・イラストレーター。
静岡県浜松市出身、東京都在住。
現地とを行き来しながらグアムをテーマに南国や夏に関する作品を描く。アーティストのCDジャケットやグッズ、イベントアートなどさまざまな場面で活躍。フリーの作家活動と並行して、手塚プロダクション公式イラストレーターの一人としても活動している。

公式ホームページ:https://www.tsunogai.net
Twitter:https://twitter.com/sunxoxome
Instagram:https://www.instagram.com/tsunogai_gram/​