
マイクロネシアモールでデデド村のマリア・ウロア・エレメンタリー・スクール(M.Ulloa Elementary) の生徒によるVPAアートショー(Visual and Performing Art Show)が4/14-29まで開催されていました。5歳のかわいらしいキンダーガーテンの子供たちから小学5年生 (10歳) までの作品が一堂に会し水彩やオイルペイント、マーカー、砂絵、切り絵など様々な技法を使った個性あふれる作品はどれも個性的で、子供たちの豊かな感性を伝えてくれました。入場無料でショッピングの合間に誰でも気軽に立ち寄ることができます。
クラスごとにテーマが出されており、たくさんある中から興味深い作品をご紹介します。こちらは動物 (Animals) というテーマで幼稚園児たちが黒いマーカーで動物の輪郭や特徴を捉えそこに水彩絵具で色彩を重ねて、かわいらしい猫やカメ、ゾウなど好みの動物たちの姿を描き出しています。
こちらは小学1年生の子供たちの作品で扱いも難しいチャコールという画材を使った自画像です。黒一色の濃淡だけで、顔の凹凸や表情そして何よりも自分らしさを描き出すという難易度大の作品です。
小学2年生の子供たちはグアムの風景 (Scenes Of Guam) をテーマに、接着剤を線のように使いその上に色とりどりの砂をまぶして表現した砂絵。グアムの豊かな自然や教会など子供たちの自由な発想によって立体感のあるカラフルなアート。
小学3年生が挑戦するのは、脳の神経ネットワークを活性化するアートセラピーの手法ニューログラフィックアート(Neurographic Art)がテーマ。黒いマーカーと水彩で描かれた作品は抽象的でありながらも独特の美しさがあり不思議な魅力がありました。
小学4年生は雲 (Clouds)がテーマ。グレーの紙の上でパステルの濃淡だけでこれほどの立体感と豊かな表情を生み出していることに、深い感銘を受けます。一見するとシンプルなモチーフですがその形や光の当たり方色の微妙な変化を表現するのは見た目以上に時間と集中力を要することでしょう。子供たちの無限の可能性を感じさせてくれる素晴らしい作品ばかりです。
小学5年生のテーマは影 (Shadows)。こちらのクラスの生徒は 科学の視点から影の成り立ちや性質を学んでいたそうで、映像に映る人々の光と影の関係性を理解することで水彩の滲みやぼかしという技法で影を表現したそうです。
今回のアートショーに展示された作品たちは子供たちの無限の可能性を感じさせてくれる素晴らしいものばかりでした。マイクロネシアモールではアートショーの他にも、様々なイベントが企画されているそうなので機会があればモールのSNSでチェックしてみてはいかがでしょうか。ショッピングだけでなくグアムのアートや文化にも触れることができるのは嬉しいですね。
<インフォメーション>
店名:マイクロネシアモール(Micronesia Mall)
ロケーション:デデド地区
営業時間:月曜日~土曜日10am - 9pm / 日曜日10am - 8pm
定休日:無し
電話番号:(671)632-8881
インスタグラム:micronesiamall.guam
URL:https://www.micronesiamall.com/
*イベントは不定期開催