歴史好きの方にとって3月のグアムはまさに最高のシーズン!ポルトガル人の探検家フェルディナンド・マゼラン(Ferdinand Magellan)が世界一周の航海途中にグアム島を発見したのは1521年3月6日、今年で504年が経ちます!グアムではこの歴史的な発見を記念して毎年3月第1月曜日をディスカバリーデー、グアム島の発見を記念する祝日とし、3月をチャモロ月間と制定しています。先祖への敬意を表し自分たちのルーツやアイデンティティを探る期間としてグアム各地で様々なイベントが開催されています!

レンタカーを借りてグアム南部を散策すると歴史の舞台となった場所や美しい自然が広がるスポットに出会えチャモロ文化の魅力を感じることができます。最近グアム中で見かける村の名前が刻まれたオブジェ、こちらはジェフパイレーツコープ横のTALO’FO’FO’GUAM (タロフォフォグアム) 御朱印の様にグアム中の村の名前のフォトコレクションを集めてみるのも楽しいですね。

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ジェフパイレーツコープを過ぎると地元の人々が集うファミリービーチがたくさんあります。こちらは道路沿いのFirst Beach (ファーストビーチ)。 小さなビーチですが見晴らしがよくのんびりできます。

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こちらのイナラハン村には観光スポットが集まっています。ベアーロック (Bear Rock)は写真のラッテストーンのフレームの間から見える奇岩で、その名の通り熊の形に見える可愛いスポットです。

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グアムではお馴染みの、伝説のチャモロ族の酋長チーフガダオ像。ガダオはカヌー競争でタモン湾の酋長タラバイと争い、カヌーを真っ二つにしたという伝説で知られています。この伝説をモチーフに、半分に壊れたカヌーに乗り櫂を漕ぐ姿がこの像で表現されています。この姿は逆境に立ち向かうガダオの不屈の精神を象徴しているそうです。

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こちらは1962年の大型台風で破壊されたイナラハン バプティスト教会跡です。現在でも道路に面した壁が残り、歴史を感じさせます。

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一昨年の10月にイナラハン村に突如登場した巨大な酋長ガダオの黄金像!大きな魚を肩から下げ、もう片方の手には槍を持ち誇らしげに立っています。この黄金に輝く像はイナラハン村の新たな観光スポットになっています。

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他にも足を延ばせばメリッソ村やウマタック村など、グアム南部にはまだまだ魅力的な村がたくさんあります。グアムは小さな島ですからあっという間にぐるっとドライブをすることもできますが、ピンポイントで興味のある場所を選び、ゆっくりと観光してみればより多くの発見があるはずです!あなただけのグアム南部散策プランを立ててチャモロ文化に触れてみてください。

 

*公共の交通機関はございません。レンタカーもしくはタクシー等の利用をおすすめします。

(タモンからイナラハン地区まで約34km車で約45分)