ハワイ大学ヒロ校のマイケル・マーシャル教授が審査員をつとめるアート展クリエイティブハンズ(Creative Hands)がグアム大学のイスラアートセンターで始まりました。グアムを拠点に活動する18人のアーティストから157点にのぼる応募がありレベルの高い見応えのあるアート展になりました。クリエイティブハンズはローカルアーティストが一堂に会し活動の成果を披露するグアムの一大アート展であり、若手アーティスト発掘の登竜門でもあります。イスラアートセンターには、2015年1月30日(金)まで、マイケル・マーシャル教授により選ばれた76作品が展示されています。民家を改装したような小さな美術館ですが、才能豊かなローカルアーティストたちの多彩な感性に触れることができます。
最優秀作品Best in Show「ベストインショー」に選んだのが
グアム在住の洋画家榊原康範(さかきばら・やすのり)氏の作品
「Hagatna Bay from Fort Apugan」
作者と作品のツーショットです。
精密な描写とテンペラ画特有のリッチな色合いで
温もりのあるタッチでグアムの風景や人々を描いています。
インド、タイ、ネパールなどへの旅を重ね、
「人間」と「自然」を対比させ、「世界の広さ」や「世界の構造」をテーマに
独創的な作品を描き続けてきました。
クリエイティブハンズでは、
インドでの作品も展示されていました。
ビクトラ・セイヤー(Victoria Sayrs)さん。
南部のメリッソ村に暮らし、
50年以上グアムやミクロネシアの風景を描いています。
今回の出展作はメリッソ村の隣村ウマタック湾の風景です。
ジョナサン・バーバー(Jonathan Barber)の作品。
グアムの海の魅力を斬新なテクニックを用い、独自の感性で表現しています。
グアムのワンシーンを描くジョン・ダーキー(John Dierking)氏の作品。
大自然に包まれて生きる人の幸せな表情が情緒豊かに描かれています。
リチャードコールファックス(Richard Colfax)氏の作品。
青い空、豊かな緑はどこを切り取っても美しいですね。
自然の木々、太陽の輝き、そよ風など、
グアムには大自然のメロディが溢れているに違いありません。
Monaeka Flores(モナエカ・フローレス)さんの作品。
グアム大学を卒業後、
「グアムヒューマニティーカウンセル
(Guam Humanities Council / グアム人文科学評議会)」の
スタッフとして活動しながら作家としても精力的に作品を作り出しています。
作者と会えるとあって、
島内からたくさんのアートファンが訪れました。
グアムを訪れて空の広さ、海の大きさ、緑の美しさなど自然の輝きに感動された方も多いでしょう。アーティストの目で捉えるグアムの風景は私たちの感性を研ぎ澄ましてくれるようです。きっと皆さまの目に映るグアムのありのまま、愛おしく見えてくるに違いありません。2015年1月30日(金)まで日曜と祝日を除き毎日オープン、入館は無料ですのでドライブの途中に気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
<インフォメーション>
イベント名:クリエイティブハンズ(Creative Hands)
開催期間:11月20日(木)〜2015年1月30日(金) ※日曜日、祝日を除く
開催時間: 月曜日~金曜日 10:00AM~5:00PM / 土曜日 10:00AM~2:00PM
入場料:無料
会場:グアム大学イスラセンター
お問い合せ:671-735-2965/6(グアム大学イスラセンター)
グアム大学のホームページはこちらから
http://www.uog.edu/default.aspx