アメリカと東洋の文化が入り交じるグアム。グアムの若者たちは海に囲まれた小さな島で、iPadを片手に醤油味の食事を楽しみながら、南国のジャングルと寄り添いアイランドライフを過ごしています。多彩でエキゾチックな島で暮らす若者たちは、内面に秘めた感性をアートを通して表現することも少なくないようです。しかし残念ながら、グアム在住の若手アーティストの活躍の場は非常に限られています。今回ご紹介する「GAX(Guam Art Exhibit)」はそんな若者たちを後押ししようと始まったアートギャラリーです。
グアムの若手アーティストの兄貴分として慕われている ジェフ・イージャン氏の作品です。
この島で育った若者たちのアート表現はとってもユニークです。
今回で5度目の開催となる「GAX Ⅴ」では画家や写真家、その卵たちを含む多くのアーティストの作品を目にする事ができます。11月15日(木)〜12月1日(土)まで開かれた作品展は「ザ・プラザ(the Plaza)」内の空きスペースが会場となり、斬新で表現力豊かな作品が数多く展示されていました。
多くの出展者はグアム大学の学生や、副業としてアート活動を続けている人たちです。表現の場を探しつつ、愛するグアムで日々感性を磨き続けているのです。
「DFSギャラリア・グアム(DFS GALLERIA GUAM)」やドコモなど、 多くの企業がイベントをサポートしています。
日常的に見かけるグアムならではの風景、 草刈りを表現した作品です。
フィリピンのプロボクサー、マニー・パッキャオ。 表情やたくましい体つきがとてもリアルです。
アニメや映画・コミックに感化されたという グアム大学のファインアートを卒業した デジタルアーティストの作品です。
グアム大学の学生による作品。 等身大の視点で描くことを常に心がけているそうです。
身の回りにあるものをキャンバスにして作られたスーパーヒーローたち。 カップ・シューズ・バッグと、何でもキャンバスになるそうです。
グアム在住のファッションフォトグラファーによるユーモラスな作品。
とってもキュートな作品をたくさん出展してくれていました。 小さな女の子に一番人気でしたよ。
描きたいものを描いているだけ、というグアム大学の学生による作品。
グアム南部の景観と思われる背景とギターを弾くチンパンジー。 とってもユーモラスな作品です。
実際の会場の様子。
作品の一部しかお見せできませんでしたが、40人以上の方の感性豊かな作品が展示されていました。 ここ数年では年2回ほどのペースで開催されているので、グアムに来られた際に目にしたら、是非立ち寄ってみて下さい。
オープニングの際にはパーティーも行われ、バンド演奏を楽しむ機会や、若いアーティストとの交流の場も用意されています。もちろん参加費無料で、お気軽にお楽しみいただけます。
次回の開催日に関しましては、WEEKLY GUAMでご案内しますので、お見逃しなく!