少し前から気になっていた朝市。週末の土・日曜日の朝のみ開催され、コロナ以前はローカルだけでなく多くのツーリストが訪れていました。

新型コロナウイルスが世界に蔓延しツーリストが激減、グアムにもウイルスが上陸してから朝市はどうなったんだろうと気になっていました。
現在、ロックダウン中のグアムですが、開催されていると聞いて行ってきました。

週末朝、恒例の朝市周辺の渋滞はまったくなく、会場は「ここにあの賑わいがあったのか」と信じられないほどガラ~ン。各店のスペースを区切る白線が延々と広がります。

ロックダウン中でも食料品の販売は認められているので、出店しているのはほとんどが野菜や果物。日本人にもおなじみのナス、キュウリ、トマト、オクラ、その他さまざまな採れたての新鮮野菜、トロピカルフルーツが大量に並びます。

3月のロックダウン時はこの野菜販売さえも禁止され、多くの農家が野菜を販売する術をなくし大量に廃棄されたことが大きなニュースとなりました。今回は無事、私たちの食卓に届いています。

買い物に訪れるのは家庭のキッチンをあずかるローカルの夫婦がほとんどです。新鮮な食材を使ったお料理を食べられる、それは当たり前のことかもしれませんが、さまざまな行動が制限され不自由な生活を送る中、とても幸せなことに感じます。

今日の出店数は全部で9。そのうち6つが野菜のブースで、2つがこのような野菜の苗木、残り1つが鮮魚のお店でした。
バーベキューを焼くいい匂い、安いTシャツを売る店の人の呼び声、プチプラのトロピカルアクセサリーなど、あの賑わいが懐かしい。

ツーリストの賑わいが当分見込めない中、もしかするとこの朝市の姿も少しずつ変わっていくかもしれません。今後も時々、朝市の様子を見ていこうと思います。