さて、今回はエコのお話。グアムのエコ事情についてです。エコと一言でいっても中身はさまざまですが、今回お話するのはショッピングバッグについて。

今年2021年1月1日からグアムではスーパーマーケット等での使い捨てプラスチックバッグ(日本人にはレジ袋と言った方がわかりやすいでしょうか)の利用が原則禁止されています。施行から3か月、多くのスーパーマーケット、小売店が使い捨てプラスチックバッグの使用をやめ、紙袋や生物分解性のあるプラスチックバッグの利用に切り替えています。

※一部の業種や商品等、対象外のものもあります。

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今年1月、グアム最大のスーパーマーケット、ペイレススーパーマーケット(Payless Supermarket)に買い物に出かけてみると、いつもと変わらないプラスチックバッグ。ペイレススーパーマーケットでは10年以上も前、2008年から生物分解性プラスチック袋に切り替えており、今回の法施行において特に対応を変える必要はなかったのだとか。また2012年から客にリユーサブルバッグの利用を呼び掛け、ショッピングバッグの利用を減らしてきているそう。

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ペイレススーパーマーケットでは「ミッション ゼロ バッグ(Mission Zero Bags)」というキャンペーンも展開。生物分解性プラスチック袋や紙袋さえも使わない、客は自身でバッグ等を用意し、店側からのバッグ提供ゼロの日を設けているのです。

昨年からのパンデミックにより衛生上、客が持ち込むバッグの利用は停止していましたが、3月から再開。4月からは「ミッション ゼロ バッグ」キャンペーンも再開し、毎週水曜日、4月末からは毎週月・水曜日が「ミッション ゼロ バッグ」の日になります。ショッピングバッグを忘れず持っていかなきゃ!

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こちらはメイシーズ(Macy’s)のレジ横にあった案内。メイシーズでも今年1月1日からプラスチックバッグの利用をやめ、リサイクルペーパーを使った紙袋に切り替えています。さらに、リユーサブルバッグを使用し、ゴミを減らしましょうと呼びかけています。

 

日本人観光客も大好きのアウトレットショップ、ロス ドレス フォー レス(Ross Dress for Less)やABCストア(ABC Store)でも、もう従来のプラスチックバッグは使用されていません。

 

ただし、将来的には原材料に関わらずショッピングバッグの利用が禁止されます。生物分解性プラスチック袋は今年12月31日まで、紙袋は2022年7月21日までは利用可能ですが、以降は禁止される予定です。

※一部の業種や商品等、対象外のものもあります。

 

グアムではこのままワクチン接種が順調に進めば、来月からは観光業が再開。再び観光客をお迎えすることになります。グアムでのショッピングシーンにはバッグ持参となる場合もありますので、気を付けてくださいね。

そういえば以前、グアムで販売されているショッピングバッグを紹介しました。ぜひこちらの記事も参考にしてくださいね。