その土地の気候や土壌にあった作物を育て、その地域で消費する。流通経路が短いため新鮮な状態で消費者へ届けることができる他、スーパーマーケットでは年間通して豊富な野菜や果物が並ぶ昨今、旬の作物を知ることもできる。また地域の農業を活性化させ、その地に根付いた食文化や食生活を守ることもできる。

日本では数十年も前から取り組まれてきたこの「地産地消」という概念、私が住み始めた十数年前のグアムにはまだそのような考えはなく、ただスーパーマーケットに並ぶ輸入品の少し元気のない野菜たちの中からちょっとでも状態のいいものを探して買い求めたものでした。